アンナチュラルも終わってしまい、99.9も終わってしまった。
もみ消して冬は最後迷走している感じもあったけれど、終わってしまってかなしい。
そんなこんなでもう3月も終わりを迎えようとしている。
なんとなく最近不安定で、心の支えだったドラマも終わってしまいなにを楽しみにすればいいのか。
そんなこんなでやっと坂道のアポロンを観てきました。
すごくいい映画だった。
ストーリーはいたって単調。
男子2人の友情だったり恋心だったり、テーマはまさに少女漫画。
でも、そこにジャズが介在していてそれがとてもいいアクセントとなっている。
繊細な薫と雑な千太郎の対比が素晴らしい。
キャスティングがこれ以上にはまるものはないだろうって思った。
見た目も実際も強い千太郎だけれど、精神的にはもろくてそんな部分を薫の繊細さで支えていて、そんな関係に魅かれて仕方なかった。
ケンカしたときに薫は千太郎を殴るんだけど、千太郎は薫を殴らなくて。
そんないろいろなところに散りばめられている対比がこれ以上にないぐらいよかった。
男の友情関係が羨ましくも感じられる映画だった。
上質な映画を観たという満足を感じられた。
ぜひまだ観ていない人に見てほしい。
知念くんの演技が本当に良くて。
冒頭のセリフとかはどこか違和感があったりもしたんだけど、
全体としては知念くんは薫そのものとなっていた。
ところで松村くんがあんな当て馬役だってなんで誰も教えてくれないんです??
あれはあれでおいしいだろうけれどよかったの????
なんだか最近泣いてしまうことが多くて。
悔しくてとか悲しくてとかそういうのではないのに。
この映画を観て繊細さというものを最近忘れて人に接しているような気がして反省した。
4月からまた新しい環境となる。
これからどんなことが待っているのだろうか。