誰がために働くか
週末のドラマがいまいちばんの楽しみになっている
「アンナチュラル、もみ消して冬、99.9」
金土日と楽しくて仕方ない。
アンナチュラルの4話が自分のなかですごく響いて感想を書いておきたくなった。
事故死した父親が亡くなった真の原因を探求していくお話しだったんだけど、結論から言うと過労が原因だった。
話題となっているロールケーキ「しあわせのロールケーキ」の工場で働いていて、今が頑張り時だからと工場の人達みんな時間外労働が当たり前で連勤が続く状態で働いた。
そんななかでばか騒ぎしながらたのしむ社長のもとにロールケーキを配達しにいったときにバイクで滑ったのが原因で動脈損傷になったけど休む暇もなく検査入院もできず、そのままだった。
そのなかで血管が破れてくも膜下出血になり事故を起こしてしまった。
ばか騒ぎしている社長、家で父親の帰りを待つ家族、ロールケーキを届けても感謝の言葉もかけられず疲労がたまって眠気に襲われバイクで滑った父親
みんな花火を観ているのがとても悲しくて。
世の中こんなことばかりだけど、意識することはあまりなかった。
工場のラインを止めることを決意した工場長に向かって社長が放った言葉は
「仕事に対するプライドはないのか!?」
それもすごく皮肉なことで、実際仕事に対するプライドはもちろんあるでも、
「人を死なせてまでやることなのか?」
こういった意識はいまの世の中にあるのだろうか。
少なくとも自分が働いている会社はないような気がすると考えてしまった時点で涙が止まらなくなっていた。
働き方改革ってなんだろうね。
けっきょく生産性をあげるだとか自己研さんの時間を創出するだとかそんなのが目的である限りナンセンスだ。
人が働く目的なんて生きるため以上である必要はない。
夢なんて大げさなものを持つ必要はない。
虚しいけれどその程度だ。
なんとなく忘れないようにしていたい。
働くことが生きる目的にいつの間にかなりがちではないか。
そうはなりたくない。
幸せに生きれたらいいな。